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歯はいつできるの・・・??
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口の変化
小児歯科、矯正歯科について
こんにちは。住岡龍一です。
「いつ赤ちゃんの乳歯が出来るのか」ご存知でしょうか?
乳歯の歯胚(歯の卵)が作られるのは、妊娠6〜10週目頃と言われています。妊娠9〜10週目頃からはエナメル質や象牙質も作られ始めます。さらに、妊娠14〜16週目頃からは6歳臼歯の永久歯の歯胚も作られ始めます。乳歯は成熟するまで1〜2年、永久歯は、長く噛み続けられるように硬く成熟するまで5年くらいの歳月を要します。
妊娠中に乳歯・永久歯のほとんどの歯の卵が作られることになります。皆様が思っているよりもずっと早くに歯の卵が作られているのではないでしょうか。
妊娠中を通して、気をつけながら食事をとってもらえた方が、生まれてくる赤ちゃんは丈夫な歯を持って生まれてくる可能性が高まります。
赤ちゃんの歯を作るために必要な栄養素は、カルシウムやリンなどのミネラルになります。カルシウムやリンが不足すると、歯が十分に硬く強くなれないため、むし歯になりやすくなることがあります。カルシウムやリンが不足すると、骨にも影響を及ぼします。また、乳歯が生えそろう3歳頃は、すでに永久歯が骨の中で硬くなろうとしているときになります。
カルシウムは不足しやすい栄養素です。一生涯お子さんが虫歯で困らないために、妊娠中からカルシウムやリンの意識的な摂取をお願いします。
歯茎から出てきた直後の乳歯や永久歯は、硬くなりきれていないため、虫歯のリスクが非常に高い状態です。歯が生えてきた後は、フッ素入りの歯磨き粉を効果的に使用し、歯を外側から補強していきましょう。年齢毎に使用をお勧めしているフッ素濃度は異なります。
住岡歯科医院では、大切な歯を小さい頃から守るために、歯科健診時にフッ素塗布を行なっています(保険内です)。大人の方で虫歯のリスクの高い方にもフッ素塗布を行うことがあります。
子供の歯について気になり出した方は、JR加茂駅前 住岡歯科医院までお気軽にご相談ください。