こんにちは。住岡龍一です。

最近の子どもは食生活の変化などにより高身長、小顔になってきています。顎の骨の大きさは小さくなっても、歯の本数や歯の大きさはほとんど変わらないため（矮小歯（歯が小さい）や先欠（もともと数本、歯がない）の子も徐々には増えています）、歯が良い位置に生えることができずに、かみ合わせや歯並びが悪い子どもが増えています。

かみ合わせや歯並びが悪いと、見た目の問題以外にも様々な問題があります。

◯ 歯が磨きにくく磨き残しが増えやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まる

◯ 食べ物をしっかりと噛めないため、胃腸障害のリスクが高まる

◯ 顎に負担がかかるため顎関節症のリスクが高まる

◯ かみ合わせによっては滑舌が悪くなり、特にサ行、タ行が発音しにくい

◯ 筋肉に力が入りやすくなるため、肩こり、頭痛などの原因となる

最近は、虫歯予防に対する取り組みの結果、虫歯にならない子どもが増えています。しかし、大人の方の虫歯のリスクはあまり変化がありません。歯周病のリスクは、虫歯が減ってきている分増えています。歯並びが悪く、虫歯や歯周病のリスクが高い方と比べて、歯並びが良い方の方が、歯は丈夫で長持ちする傾向にあります。

お子さんの歯並びとかみ合わせが良いと、見た目とともに機能的にも口腔機能が優れるため、体のバランスが整いやすく将来に渡り素晴らしい財産になります。

子どもの成長期（永久歯が生え始める頃）に合わせて矯正治療を行えると（一時矯正）、矯正装置で顎の骨を広げて上下の顎のバランスを整え、顎の成長と歯の生え変わりに合わせて治療していくことができるため、永久歯を抜歯せずに矯正治療を行える可能性もあります。また、装置も簡単なもので済み、費用も安くなる場合が多くあります。

矯正治療は、利点がかなり大きな治療ですが、治療中の欠点としては、装置が入ると虫歯のリスクがかなり高まります。せっかく歯並びが良くなっても、虫歯が多発してしまっては元も子もありません。お子さんが自分自身で自分の歯を磨けるようになってもらうための歯磨きの練習も必ず並行して受けるようにお願いします。また、虫歯のリスクが高すぎる方には、フッ素洗口液や高濃度のフッ素が入った歯磨剤もオススメしています。

矯正治療をお考えの方は、木津川市　JR加茂駅前　住岡歯科医院までご相談ください。矯正治療の相談は無料で承っております。