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口腔乾燥(ドライマウス)の対処法??
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口の変化
口腔外科、親知らず
こんにちは。住岡龍一です。
唾液は1日に 500 〜 1500 ml出ると言われています。最近、口がよく乾燥するとおっしゃる患者さんが増えているように思います。乾燥すると感じられる方は、唾液の分泌量が実際減っている方がほとんどです。
ドライマウス(口腔乾燥)は、のみ薬の副作用、ストレス、口呼吸、加齢、シェーグレン症候群などが原因で、唾液の分泌が少なくなり、口が乾きやすくなる症状をいいます。
唾液の分泌が少なくなると、唾液による洗い流しが少なくなるため、口の中が不潔になりやすくなり、虫歯のリスクが高くなったり、口臭が強くなります。また、唾液による保護作用が少なくなるため、舌や粘膜が荒れやすくなったり、殺菌作用が少なくなるため細菌やウィルスに感染しやすくなったりと、様々な悪影響が出てきます。
唾液は、普段ほとんど意識していないと思いますが、唾液には素晴らしい効果があるので、唾液が出るように促して見てください。
ドライマウスを改善するためには、唾液が出るように促すところから治療は始めます。
1、以前と比べて口を動かすことが減っている方は、噛む回数を意識して増やすことと、人と会話をして口を動かしてみてください。噛みごたえのある食事メニューも取り入れるとより効果的です。また、キシリトール100%のガムを噛んでみてください。噛むこと、口を動かすことが唾液の分泌を最も改善します。
2、舌の運動や唾液腺のマッサージを行ってください。ご希望の方には、口の周りのマッサージのやり方や体操についてのリーフレットをお渡ししています。唾液が最も作られる耳下腺(じかせん)、顎下腺(がくかせん)、舌下腺(ぜっかせん)という3大唾液腺のあたりをマッサージで刺激することで、唾液分泌を促します。舌を動かすことでも、小唾液腺が刺激されるため、舌の運動も大切です。また、パタカラと発声したり、あいうべ体操を行うことも効果的と考えています。
3、普段、口呼吸になっている方は、鼻呼吸を心がけてみてください。
4、内科を受診し、全身的な病気がないか検査してください。糖尿病などが隠れた原因で口腔乾燥が引き起こされていることがあります。また、降圧剤などの副作用として口腔乾燥が強くなる方もいらっしゃいます。その場合は、医科歯科連携が必要となりますので、ご相談ください。
5、口腔がんや放射線治療の影響で、唾液が出にくくなっている方は、専用のジェルやマウススプレーで口の中を保湿する必要があります。
口腔乾燥(ドライマウス)が気になった方は、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。