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花粉症と歯周病・・・?
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むし歯、歯周病について
こんにちは。住岡龍一です。
花粉症が原因の一つと思われる、歯茎が弱っている患者さんが10年前と比べて増えている感じがします。程度としては強めの歯肉炎で、痛みが強いことが特徴と思っています。中には歯ブラシをあたるだけで痛いとなる方もいらっしゃいます。
花粉症と歯科との関係は以下のようなことが考えられます。
花粉症は花粉によるアレルギー反応で、鼻症状が出るため、鼻での呼吸がしずらくなり、口呼吸になる方が多いです。花粉症治療薬の中には、唾液が出にくくなる副反応があるものもあります。
口呼吸や薬の副反応により口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなります。
その結果、むし歯や歯周病の原因となる細菌の塊(プラーク、歯垢、バイオフィルム)が歯の周りに残りやすくなり、虫歯や歯周病、口臭などを引き起こします。
また、鼻の周りにある副鼻腔の一つに上顎洞という場所があります。上顎洞に鼻水の素が溜まりすぎると蓄膿症といわれる副鼻腔炎(上顎洞炎)が起こることがあります。上顎洞は奥歯の歯根と距離が近いため、上顎洞炎が起こると、歯が押し出されるような圧力がかかり歯が刺激されむし歯のような痛みが出ることがあります。
他にも、アレルギー反応により口の中、舌、唇のかゆみも出る方もいらっしゃいます。
痛みが強い方は、唾液の変化により 細菌が増えている+アレルギー反応により歯茎が過敏になっているのかと思います。
花粉症の方は、毎日の歯磨きによる口腔ケアがもっとも重要です。こまめな水分補給やマスクの着用など、口が乾燥しないようにし、またモンダミン等のうがい薬も有効と考えます。
水分量のやや多めの摂取やよく噛んで食べることで唾液の分泌をよりうながすことも良いと思います。
歯茎の痛みや出血で気になるかたは、木津川市 JR加茂駅前 住岡歯科医院までご相談ください。