当院の予防歯科
むし歯や歯周病は、日々の生活習慣が大きく影響しています。当院でも、予防のための指導はいたしますが、大切なのは患者様が自発的に行うこと。患者様自身が予防することの重要さを知り、毎日のブラッシングを怠らず、定期的に検診を受けていただくことが、お口の健康を生涯保っていく上でとても重要なことなのです。
定期検診の重要性
3~6か月に1度、歯科検診を受けるようにしましょう。歯科先進国である北欧では3ヶ月に1度、歯科検診を受け続けた結果、80歳の方で25本の歯が残っているというデータがあります。それに対し、日本人は80歳で10本程度しか残っていないということが、厚生労働省の調査で判明しております。
定期検診の役割は、初期のむし歯を早期に発見すること、そして日々の歯みがきが適切にできているかのチェックをすることで、徐々に磨き残しを減らしていき、セルフケアの精度を向上させることです。これによって、むし歯や歯周病の発症を防ぎ、歯を長持ちさせることができます。
定期検診の流れ
診察
お口の中をチェックし、むし歯や歯周病にかかっていないかをチェックします。また、当院で治療歴のある方は、治療経過が順調かどうかもチェックします。
ブラッシング指導
必要に応じて、薬剤を使って磨き残しの染め出しを行います。染め出しに使用する薬剤は、歯の表面の汚れやバイオフィルムに反応し赤く染まります。赤く染まった部分を中心に、ブラッシングの指導をします。
歯石除去(スケーリング)
バイオフィルムが固まったものを歯石と言います。歯石は歯ブラシでは取り切れないため、専用の器具(スケーラー)を使って丁寧に取り除いていきます。
クリーニング
専用の器具を使い、落としきれなかったバイオフィルムを綺麗にしていきます。クリーニング後は歯の表面はツルツルになり、着色汚れなども落ちるため、少し白くなります。